2023.07.26
住み替えでよくある失敗のケース|失敗しないコツや対策を解説
「住み替えで失敗するパターンはある?」
「住み替えで失敗しないコツや対策を知りたい!」
このようにお悩みではありませんか?
難しそうに感じる住み替えですが、いざ蓋を開けてみると失敗するパターンはある程度決まっています。
そこでこの記事では、住み替えでよくある失敗パターンと失敗しないコツや対策を解説します。
これから住み替えを検討している方は、参考にしてみてください。
住み替えでよくある失敗パターン
まずはじめに、住み替えで実際によくある失敗パターンを6つ紹介します。
- 不動産会社選びで失敗してしまう
- 売却金額が見込みを下回ってしまう
- 家が思ったよりも売れなかった
- 新居が見つからず仮住まいの期間が長くなった
- 新居が見つからず焦ってイマイチな物件を買ってしまった
- 住宅ローンが返済できない・組めなかった
どの失敗パターンも起きてしまう可能性が十分にあるものなので、しっかり確認しておきましょう。
不動産会社選びで失敗してしまう
意外と起きがちなのが、不動産会社選びで失敗してしまうパターンです。
住み替えを行うのは自分自身ですが、実際問題スムーズに進むかどうかは不動産会社の影響が最も大きいと言っても過言ではありません。
そのため、不動産会社選びは住み替えで最も重要な要素になります。
不動産会社選びでよくあるミスパターンは以下の通りです。
- 担当者がイマイチで物件が売れなかった(経験がないなど)
- 不動産会社の実績が少なく、営業が上手くなかった
- レスポンスが遅く日程調整が上手くできなかった
- 自分が売却するエリアに精通していなかった
後半で解説しますが、不動産会社を選ぶ際は「自分に合っているか」をしっかりと意識した上で選ぶようにしましょう。
売却金額が見込みを下回ってしまう
売却金額が見込みを大きく下回って、資金繰りに失敗してしまうパターンもよくあります。
例えば、不動産会社の査定では1,000万円と出てたのに、いざ売ってみると600万円でしか売れず、新居の購入費用が足りないというようなケースです。
基本的に不動産会社の査定金額で実際に売れることはありません。
もちろん近い金額で売却できる可能性はありますが、多少下がるという点を考慮した上で資金繰りをすることが失敗しないカギになるでしょう。
家が思ったよりも売れなかった
家が思ったよりも売れず、スケジュールが狂ってしまうというのも失敗パターンのひとつです。
一般的に不動産は3ヶ月~6ヶ月前後で売れると言われています。
しかし、いざ売りに出してみると半年経っても全然売れる目途が立たず、スケジュール通りに全く進まないというケースが意外と多いです。
そうなってしまうと、余計な引っ越しが必要になったり、転勤や転校の時期が合わなかったりとさまざまな弊害が出てきてしまいます。
原因はさまざま考えられますが、おおよそは以下の通りです。
- 金額設定が良くない(相場よりも高い)
- 不動産会社が良くない(営業の方法が良くない)
- タイミングが悪かった(ライバルが多いもしくは希望者が少ない)
これらの点をしっかり考慮して売却の予定を立てるのが重要になるでしょう。
新居が見つからず仮住まいの期間が長くなった
旧居の売却だけでなく、新居探しでのミスも起きがちです。
一つ目は、新居が見つからずに仮住まいにいる期間が長くなってしまうというケースになります。
仮住まいが長くなってしまうことで、それだけ家賃などの費用がかかることになるため、シンプルに負担が大きいです。
住み替えをする方は、事前にある程度新居候補を絞ってから旧居の売却をする、もしくは買い先行で進めると良いでしょう。
新居が見つからず焦ってイマイチな物件を買ってしまう
購入する新居に関するミスでよくある2つ目のパターンが、新居で後悔してしまうというものです。
なかなか新居が見つからず焦って購入してしまい、住み始めてから失敗したなと後悔してしまう人が意外と多くいます。
特に後悔しがちなポイントは以下の通りです。
- 相場よりも割高な物件を購入してしまった
- 周辺環境がイマイチな物件を買ってしまった
- 日当たりや風通しが悪かった
- 思ったよりも狭くて住みづらい
そのため、住み替えをする際はスケジュールに焦っても納得できる物件を購入することが重要です。
住宅ローンが返済できない・組めなかった
住宅ローンに関する失敗も住み替えでよくあるパターンです。
特に多いのは以下のようなケースになります。
- 家が思ったよりも売れずローン残債が残ってしまった
- 新居購入の住宅ローンが組めなかった
- 二重ローンで支払えなくなった
新居購入用の住宅ローンに関しては、購入前に仮審査を受けることもできます。
そのため、ローン審査が心配な方は事前に仮審査を行い、ローンが組めるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
住み替えで失敗しないためのコツ・対策
ここからは上記で紹介した失敗を避けるためのポイントを解説します。
- 実績の多い信頼できる不動産会社を見つける
- 住み替えのスケジュールに余裕を持たせる
- 売り先行・買い先行のどちらかを想定しておく
- 事前に家の相場を調べておく
- 新居探しは妥協しないようにする
- 資金面は多少余裕を持たせて計画する
- 買取保証や買い替え特約を利用する
それぞれのポイントについてみていきましょう。
実績の多い信頼できる不動産会社を見つける
住み替えで最も重要なのが、信頼できる不動産会社を見つけることです。
売却から購入まで安心して任せられるような不動産会社を見つけることで、ストレスなくスムーズに住み替えを進められます。
不動産会社選びでチェックしたいのは以下の項目です。
- 住み替えに関しての実績は豊富にあるか
- 担当者は親身に相談に乗ってくれるタイプか
- 売却したい物件タイプに精通しているか
- 売却したいエリアに精通しているか
これらの項目をしっかり確認した上で不動産会社を選びましょう。
しかし、実際問題自分にぴったりの不動産会社を自力で見つけるのは非常に困難です。
そういった場合は、最適な不動産会社の候補を挙げられる「サテイエ」の利用をおすすめします。
自力で探すと大変な不動産会社を見つけることもできるため、ぜひチェックしてみてください。
住み替えのスケジュールに余裕を持たせる
住み替えに関しては、スケジュールに余裕を持たせることも重要です。
一般的に不動産の売却には3~6ヶ月ほどかかると言われていますが、住み替えを検討するなら最低でも1年間ほどは考慮しておいた方が良いでしょう。
実際スケジュールに余裕を持たせることで、多くのメリットを受けられます。
- 旧居を納得できる価格で売却できる
- 新居購入を妥協しなくて良くなる
- 精神的にも楽に進められる
また、住み替えをする場合は早めに着手することも重要です。
時間が経つにつれて旧居の資産価値も下がっていってしまうので、できるだけ早めに着手するようにしましょう。
売り先行・買い先行のどちらかを想定しておく
住み替えをする場合は、売り先行と買い先行のどちらで進めるかを決めておきましょう。
売り先行は「旧居を売却して新居を購入する方法」、買い先行は「新居を購入してから旧居を売却する方法」で、それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
買い先行 | ・新居選びに時間を掛けられる ・1回の引っ越しで済む ・スケジュールに余裕を持たせられる | ・初期資金が必要 |
売り先行 | ・旧居の売却金を購入に充てられる ・旧居の売却に時間を掛けられる | ・仮住まいがひつようになる ・引っ越しが複数回必要 ・新居探しに時間を掛けられない |
一般的に多く選ばれるのは資金のやり繰りを行いやすい「売り先行」ですが、資金に余裕がある人は「買い先行」で進めることをおすすめします。
買い先行はスケジュールに余裕を持たせやすいため、初めて住み替えを行う方でも安心です。
しかし、実際の住み替えで旧居の売却金額を新居購入に充てなければならないというケースも多くなるため、自分の状況に合った方法で進めるのがベストでしょう。
事前に家の相場を調べておく
住み替えをする前に、事前に相場を調べておくことも重要です。
旧居の売却額の相場を事前に把握しておくことで、さまざまなメリットを受けられます。
- 資金計画を立てやすくなる
- 不動産会社の査定額の妥当性が判断できる
- 今後の相場の流れが大まかに判断できる
不動産の相場を自分で調べる時に利用できるサイトは以下の通りです。
これらのサイトを利用して大まかな相場を把握しておきましょう。
ただし、これらの相場は必ずしも当てになるとは限りません。
あくまで参考程度に「これくらいになるんだな。」くらいに考えておくと良いでしょう。
新居探しは妥協しないようにする
住み替えをする際は、新居選びで妥協しないようにしましょう。
新居選びで妥協してしまうと、せっかく住み替えをしたとしても最終的に後悔してしまう可能性が高いです。
仮に売り先行で進めるとしても、新居探しで妥協することはおすすめしません。
もちろん完全に条件を満たせる家が見つかるとは限りませんが、最低限の条件を作って新居を探すと良いでしょう。
資金面は多少余裕を持たせて計画する
資金面に関しても、スケジュールと同様に余裕を持たせて計画しましょう。
購入・売却する規模や価格帯にもよりますが、おおよそ数百万円以上は余裕を持たせておいた方が良いです。
仮に住み替えローンを利用する場合でも、ある程度の余裕は必要になります。
どうしても資金がパツパツになってしまう場合は、住み替えを先送りにするのも一つの方法です。
ある程度余裕ができるまで時期を待って、住み替えに移ると良いでしょう。
買取保証や買い換え特約を利用する
買取保証や買い替え特約を利用することで、住み替えを安心して進められます。
それぞれの詳細は以下の通りです。
詳細 | |
---|---|
買取保証 | 不動産売却時に適用可能。 一定期間売れない場合に不動産に買い取ってもらう方法。 確実に売却できるが、売却額が相場の7~8割になる。 |
買い替え特例 | 不動産購入時に適用可能。 家が売れない場合に、不動産購入をキャンセルする方法。 新居を予約しておくイメージ。 売主が同意してくれた場合にのみ使える。 |
特に買い替え特例は、売り先行で進める際に非常に便利な方法です。
もちろん不動産会社の売主の同意が必要にはなりますが、とりあえず交渉してみる価値はあるでしょう。
自分の状況に合わせて、それぞれの方法を試してみてください。
住み替えに関するよくある質問
最後に住み替えに関するよくある質問をまとめました。
住み替えで悩みがちなポイントをまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
住み替えするなら戸建て?マンション?
戸建てとマンションにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
比較ポイント | 戸建て | マンション |
---|---|---|
資産価値 | エリアによって異なる | エリアによって異なる |
初期費用 | 購入金額6%~13% | 購入金額3%~8% |
ランニングコスト | 比較的安い | 比較的高い |
立地条件 | 郊外に多い | 都市部に多い |
広さ | 広く自由度が高い | 広いが自由度は低い |
セキュリティ面 | 弱い | 強い |
近隣関係 | 騒音などは気にならないが 近所付き合いは必要 | 騒音などは気になるが 近所付き合いの必要がない |
それぞれ特徴があるため、自分の状況に合わせて選ぶのがベストです。
慣れている物件タイプに住むのも良いですし、新しい環境に住んでみるのもありですが、後悔しないような選択をするようにしましょう。
住み替えをするならどの時期がおすすめ?
住み替えをするタイミングの見分け方は、さまざまなポイントがあります。
- 時期は2月~4月が売れやすい
- 金利面は2023年がベストで今後は不透明
- 築年数は10年以内がベスト
- 相場の変化に合わせて売りだすことが重要
- オリンピックなどの国際行事に合わせる
こういった、さまざまなタイミングを考慮して選ぶことが重要です。
ただし、状況によっても大きく変わるため、その時その時に合わせて不動産会社と相談しつつタイミングを決めてみると良いでしょう。
住宅ローンが残っている不動産を売却することはできる?
住宅ローンが残っている場合でも、不動産を売却することはできます。
住宅ローン完済前に売却する方法は以下の通りです。
- 住み替えローンを利用する
- ダブルローンを利用する
- 任意売却を利用する
ただし、どの方法を利用しても審査はかなり厳しくなります。
「しっかりと安定した収入が見込めるか」「過去の信頼問題に傷がないか」などを細かくチェックされるため、仮審査などを利用して検討すると良いでしょう。
住み替えの不動産会社を選ぶなら「サテイエ」
住み替えで失敗しないための最大のポイントは、しっかりした不動産会社を選ぶことです。
信頼できる不動産会社を見つけることで、自分が分からない住み替えの部分も解決しながら進めることができます。
そんな不動産会社探しでおすすめなのが、一括査定「サテイエ」を利用する方法です。
自分の地域や物件タイプ、築年数などの条件に合った不動産会社を最大6社まで紹介してもらえるため、これから住み替えを検討している方は利用してみてください。
まとめ:住み替えの失敗から対策を学ぼう
この記事では、住み替えの失敗パターンやその対策法などを紹介しました。
失敗パターンを聞いてしまうと、「自分も失敗してしまうかもしれない…。」と不安になってしまうかもしれませんが、しっかり対策しておくことでスムーズに進めることができます。
特に重要なのが「不動産会社を選ぶこと」と「スケジュールに余裕を持たせること」です。
この2点をしっかり意識するだけで失敗する可能性を大きく減らすことができますので、これから住み替えをする方はしっかり計画を立ててから行動するようにしましょう。
自分にぴったりの不動産会社が見つかる「サテイエ」も、ぜひ検討してみてください。
関連記事
-
家を売る時の税金について紹介|税金の計算方法や節税方法を解説
2023.02.25
-
住み替えタイミングの理想的な決め方|失敗しない時期や注意点を解説
2023.07.26
-
家を売る代表的な理由を紹介|理由を伝える際の注意点やコツも解説
2023.03.26
-
不動産売却で起こる代表的なトラブルを紹介|対処法や回避策も解説
2023.04.24
-
不動産売却の流れを解説|やるべきことと売却時の注意点も紹介!
2022.12.15
-
不動産査定の必要書類を解説|不動産査定前の準備や注意点も解説
2023.05.23
-
家を売る際の4つの注意点を解説|家を売るときNGな注意すべきポイントも紹介
2023.02.25
-
住み替えの全知識を紹介|失敗しない手順や費用、税金対策までを全解説
2023.07.26