「マンション売却で売れない場合はどうなるの？」

「マンションが売れないんだけど原因はなに？」

せっかく売りに出したマンションが売れないと不安になりますよね。

実際、マンションが売れ残れない場合はどうなってしまうのでしょうか。

本記事では、マンションが売れない原因と対策、売れ残ってしまった場合どうなるのかを解説します。

これからマンションの売却を考えている方や現在売れずに悩んでいる方は参考にしてみてください。

マンションがずっと売却できない場合はある？

結論から言うと、マンションがずっと売却できないということはありません。

と言うのも、以下のような方法で売却自体は簡単にできるからです。

• 売却の値段を相場よりもある程度安くする
• 不動産会社の買取を利用する
• 空き家バンクを利用する

このように、何かしらの方法でマンションを売却することは可能です。

そのため、「マンションが売れなかったらどうしよう…。」と過度に心配する必要はないでしょう。

ただし、これらの方法では期待通りの価格で売ることは難しいです。

その点は考慮した上で、売れ残って価値が落ちるよりも、少しでも高い金額で売れるという考えておくと良いかもしれません。

買い手候補はつくがマンションが売れない場合の理由・原因

「買い手候補は見つかるのに最終的には売れない…。」という悩みを持っている人も多いでしょう。

そこでまずは、買い手の候補はつくがマンションが売れない理由・原因について解説します。

• マンションの売り出し金額が適正でない
• 内覧時の対応が良くない

それぞれの方法についてみていきましょう。

マンションの売り出し金額が適正でない

マンションの売り出し金額が適正でないと売れ残ってしまう可能性が高いです。

相場より高い金額でマンションを売るには、何かしらの強みが必要になります。

たとえば、周辺環境が特に優れている、築年数が新しく内装がかなりキレイなど、他の物件と比較して明らかに良い部分が無いと相場より高くは売れません。

特に、買い手候補は見つかるのにマンションが売れないと言う場合は、値段がネックになって購入をやめているケースが多いです。

そのため、値段の適正価格を見直してみてください。

不動産会社と物件の強みを相談しつつ値段を考えてみると良いでしょう。

内覧時の対応が良くない

買い手候補が見つかるのに売れない場合の原因として考えられるのが、内覧時の対応です。

購入希望者はマンションを見てるのと同時に売主の反応や対応も見ています。

もちろん部屋がキレイなことは重要ですが、売主自身がマンションの魅力や欠点を分かっているかなども大切です。

特に内覧時の対応を不動産会社に完全に任せるのは良くありません。

しっかり自分も立ち会った上で、購入希望者に良い印象を与えるようにしましょう。

買い手候補がつかずマンションが売れない場合の理由・原因

続いて、そもそも買い手候補が全くつかないという場合です。

買い手候補が見つからない原因として考えられるのは、以下の通りになります。

• 周辺のマンションでより条件が良い物件が多い
• 築年数が古過ぎて買取主が見つからない
• 不動産会社の営業業務が良くない
• 不動産会社による「囲い込み」を受けている
• 物件自体に問題がある

それぞれの原因についてみていきましょう。

周辺のマンションでより条件が良い物件が多い

周辺でより良い条件でマンションが売られている場合、買い手が見つからないことが多いです。

マンション売却においては、周りのライバルの情報を把握することも大切になります。

そのため、事前に周りの売り出し状況を確認してから売却するのがベストです。

ただし、仮に良い条件の物件が出されていた場合は、自分が売却する時期をずらすしかありません。

対処のしようが難しいですが、事前に把握しておくと良いでしょう。

築年数が古過ぎて買取主が見つからない　　

物件の築年数があまりに古いと、買取主が見つからないことがあります。

特に耐震設計の基準になる41年（1981年）を超えてくると、売れ残る可能性が高いです。

どうしても売れ残ってしまった場合は、不動産の買取や各自治体が実施している空き家バンクを利用して、売却を検討してみると良いでしょう。

不動産会社の営業業務が良くない

場合によっては、不動産会社の営業業務が問題で売れないこともあります。

特に不動産会社選びを雑に行ってしまった人は、不動産会社が原因になっていることも珍しくありません。

不動産会社は、利益が上げやすい物件から売却していきます。

利益率が低い場合は後回しにされてしまう可能性もありますので、その点はあらかじめ把握しておくと良いでしょう。

不動産会社による「囲い込み」を受けている

不動産売却で昔から言われている注意点が「囲い込み」です。

囲い込みとは、依頼された不動産会社が他社を経由した買取依頼を全て断り、自分の顧客にだけ販売する方法のことを言います。

この方法を利用することで、担当の不動産会社は2倍の仲介手数料（買い手と売り手）を貰えるため、今でも隠して行っている企業が意外と多いです。

売り手としては金額的に大きな損はありませんが、囲い込みをされただけ売却の期間が長くなります。

結果的に、売れ残ってしまうケースもありますので、不安な方は自分で買い手を見つけられる一般媒介契約もしくは専属契約を結ぶと良いでしょう。

物件自体に問題がある

物件自体に補えないほどの欠陥や瑕疵がある場合は、売れ残ってしまう可能性があります。

そういった場合は、不動産会社と相談してリフォームを検討しましょう。

また、空き家バンクや不動産会社の買取を利用するのもひとつの手です。

空き家バンクや買取を利用することで、ある程度確実に売却できるため、最終手段として考えておくと良いかもしれません。

なお、リフォームをしてもリフォーム代金の元が取れることはないです。

その点をあらかじめ把握した上で、リフォームを依頼するようにしましょう。

マンションが売れない場合の対策方法

それではここからは、マンションが売れない場合の具体的な対処法について紹介します。

現在売れずに悩んでいる方はこれからマンション売却を検討している人は参考にしてみてください。

• 買い手候補自体がついているかついていないか分析する
• 相場価格に近い金額でマンションを売り出す
• マンションを売却する時期を変えてみる
• 内覧での立ち会いを徹底する
• 不動産会社を変えてみる
• 必要な箇所はリフォームを行う
• ホームインスペクションを依頼する
• 広告を記載する場合は魅力を十分に記載する
• 不動産会社の買取や空き家バンクを利用する

それぞれの方法についてみていきましょう。

買い手候補自体がついているかついていないか分析する

まず始めに、買い手候補がついているかどうかを確認しましょう。

原因の項目でも解説した通り、買い手候補がいるかどうかで原因が大きく異なります。

そのため、まずは買い手候補がいるかどうかを不動産会社で確認してください。

相場価格に近い金額でマンションを売り出す

当然と言えば当然ですが、マンションは安ければ安いほど売れやすいです。

そのため、仮に利益が減ったとしても相場に近い金額で出すことが重要になります。

購入希望者は、値段で足切りラインを設定していることがほとんどです。

物件を売却しているエリア内で調べた時に、相場から離れた金額設定になっていると、その時点で検討されることなく候補から外れてしまいます。

相場をしっかり調べて相場に近い金額で売りに出すことで、買い手候補者も見つかりやすくなるでしょう。

マンションを売却する時期を変えてみる

引っ越しが多い2月～3月が、マンションを売るのに最も適した時期です。

売却時期を調整できる方は、この時期に合わせて11月～12月ごろに売りに出すのがベストになります。

ただし、時期が変わっても売却の料金に大きな違いはありません。

そのため、売却時にライバルが多い場合や売り出し後すぐに売却したいという方は、この時期を狙って売りに出すと良いでしょう。

内覧での立ち会いを徹底する

マンション売却の内覧依頼があった際は、必ず自分も立ち会うようにしましょう。

内覧に来るという段階で、ある程度購入意思がある買い手の可能性が高いです。

内覧に立ち会う際は、内覧で使える情報を事前に集めて、できるだけ物件の魅力を伝えられるように意識して対応しましょう。

家族向けの物件は公園や学校など、一人暮らし向けの物件は駅やスーパーの位置などを事前に集めておくことをおすすめします。

不動産会社を変えてみる

不動産会社が原因の場合は、不動産会社の変更を検討しましょう。

物件が良くても不動産会社に問題があると、売れ残ってしまう可能性が高いです。

特に不動産会社を雑に選んでしまった人は、しっかり不動産会社を吟味して選びなおすようにしましょう。

また、不動産会社によっては媒介契約の種類を変えるのもひとつの手です。

自分でも自由に買い手を探せる「一般媒介契約」は、契約しておくだけ得ですので、検討してみると良いかもしれません。

なお、「不動産会社の選び方が分からない…。」という方は、不動産の一括査定サテイエがおすすめです。

自分にぴったりの不動産会社が見つかりますので、ぜひ利用してみてください。

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必要な箇所はリフォームを行う

基本的にマンション売却のためのリフォームは推奨されません。

実際にリフォームを行っても元が取れないことが多く、状況によってはかえって売れ残ってしまう原因になることもあるからです。

ただし、リフォームをしないとそもそも売りに出せないというケースもあります。

そういった場合は、不動産会社と相談してからリフォームを行うようにしましょう。

自分一人の判断でリフォームを行うのは危険ですので、必ず相談してからリフォームするようにしてください。

ホームインスペクションを依頼する

ホームインスペクションを受けることで購入者が安心して購入できるようになります。

ホームインスペクションとは、建築士が物件を調査して建物に問題がないかを診断する方法です。

マンションで行うホームインスペクションの相場は、4万円～6万円になります。

必須というわけではありませんが、少しでも効率よく売却したいという人は検討してみると良いでしょう。

広告を記載する場合は魅力を十分に記載する

現在は、インターネットから物件を探す人が非常に多いです。

そのため、ネットに広告を記載する場合は、マンション内外の写真を細かく載せ、十分に魅力を伝えられるようにしましょう。

また、ネットへの記載がない場合は、不動産会社に相談してネット広告を記載してもらうのもひとつの方法です。

できるだけ魅力的な画像を載せられるように意識してください。

不動産会社の買取や空き家バンクを利用する

どうしても不動産会社の仲介で売れない場合は、買取や空き家バンクなどを利用しましょう。

値段は下がってしまいますが、売れる可能性が大きく上がります。

ただし、優先度としてはあくまで低めです。

色々な方法を試した上で、どうしても売れない場合のみ検討してみてください。

マンション売却で抑えておきたい注意点

ここまでマンションが売れない場合の原因と対策を解説しましたが、そもそもそれ以前に売却時に注意しておきたいポイントがあります。

ここでは、マンション売却で抑えておきたい注意点についてみていきましょう。

• マンション売却にかかる平均期間は3～6ヶ月
• 物件の瑕疵は把握して相手に伝える

それぞれについてみていきます。

マンション売却にかかる平均期間は3～6ヶ月

マンション売却にかかる平均期間はおおよそ3～6ヶ月と言われています。

物件タイプや時期によって差はありますが、売り出し後3ヶ月間で何の手ごたえもない場合は、何かしらの対策を考えた方が良いでしょう。

今回紹介した理由・原因を検討した上で、どこに問題があるかを特定してみてください。

ただし、3ヶ月で売れないとしても焦る必要はありません。

6ヶ月かかることも多くあるため、問題点と対策をしっかり考えながら売却を進めると良いでしょう。

物件の瑕疵は把握して相手に伝える

マンション売却をする際に物件の瑕疵がある場合は、必ず申告するようにしましょう。

契約後に瑕疵が見つかると、契約解除になる可能性が高いです。

また、故意的に瑕疵を隠していた場合は損害賠償などを請求されるケースもあります。

そのため、必ず瑕疵を確認して、問題がある場合はその部分を隠さずに報告してから売却するようにしましょう。

マンションの一括査定はサテイエがおすすめ

これからマンションを売却する方や不動産会社の変更を検討している方におすすめなのが、一括査定の「サテイエ」です。

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そのため、これから不動産会社を探したいという方にぴったりです。

実際の利用者からは「自分にぴったりの不動産会社が見つかった」「思ったよりも高額で売れた」という良い口コミも多く見られました。

これからマンション売却を検討している方は、ぜひ利用してみてください。

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マンション売却で売れない場合の原因と対策方法まとめ

この記事では、マンション売却で売れない場合の原因と対策方法について紹介しました。

平均3～6ヶ月かかるマンション売却ですが、いざ売りに出してみると「思いのほか売れなかった…。」と悩んでしまうことも多いです。

そういった方は、今回の記事を参考に原因を特定して、改善策を試してみてください。

マンション売却は長期戦です。

あまり手ごたえがないからと焦らずに、ある程度長期的に考えて売却すると良いでしょう。

なお、これからマンションの売却を検討している方は、不動産一括査定のサテイエがおすすめです。

ぜひ利用してみてください。

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