2023.04.23
マンションを売却するコツを解説|高く早く売るためには何が必要?
「マンションを売却するときのコツはある?」
「マンションを高く早く売る方法を知りたい!」
このようにお悩みではありませんか?
マンションを売却するなら、少しでも高く早く売れるのがベストです。
しかし、はじめてマンションを売却する方や知識があまりない場合は、どうすれば高く早く売れるか分からないという人も多いでしょう。
そこでこの記事では、マンション売却をする際のコツを解説します。
高く早くマンションを売りたいという方は参考にしてみてください。
目次
マンションは低金利かつ売却相場が高いタイミングで売却することがコツ
簡単な結論から言うと、マンションを売却するコツは「低金利かつ売却相場が高いタイミングで売却すること」です。
金利やマンションの相場は、さまざまな要因によって変化します。
- マンションを売却する時期
- 社会情勢の変化で物価が上がる時
- マンションの築年数
- 大規模改修や大幅リフォームを行った後
そのため、複数のポイントを考慮した上で売却することが重要です。
この記事では、それぞれのポイントを解説しつつ、どのタイミングがベストなのかなども解説するため、しっかり見ていきましょう。
マンションを高く・早く売却するためのコツ
それではここからは、マンションを高く・早く売却するためのコツを紹介します。
まずは表形式で簡単にまとめてみました。
マンションを売却するコツ | 概要 |
---|---|
自分でおおよその売却相場を調べる | 自分で相場を調べることで不動産会社の妥当性(信頼性)を把握できる。 |
複数の不動産会社に査定を依頼する | 複数査定を行うことでより高くマンションを売却できる。 |
家を売却する時期を決める | 時期で言うと2~3月がベスト。オリンピックなどのイベントがあるとより高く売れる。 |
信頼できる不動産会社を選ぶ | 親身に相談乗ってくれ、営業に力を入れる不動産会社を選ぶことでより高く売ることができる。 |
少し長めのスパンを想定してマンションを売る | 長期的なスパンで見ることで、より希望額に近い金額で売れる。 ただし、早く売れるという点はクリアできない。 |
販売価格は適正額に設定する | 相場に近い金額で売ることで、相場+αで売れるようになる。 高すぎる安すぎるで売れ残るのはNG。 |
内覧には必ず立ち会う | 内覧に立ち会うことで魅力を最大限伝えることができるため、より高額で売れやすくなる。 |
内覧までに家の物を減らしておく | 物があると狭く見えるだけでなく、清潔感を与えることができない。 |
リフォームやリノベーションを独断で行わない | リフォームをすることで価格が上がってしまい、かえって売れ残ってしまう。 |
部屋の修繕履歴を確認しておく | 修繕の頻度や履歴を伝えることで、安心して購入できる。 |
広告掲載用の写真に力を入れる | 内覧とのギャップを極力なくすことで、安心して購入できる。 |
インスペクションを受ける | 物件に瑕疵が無いことを証明することで、安心して購入できる。 |
住宅ローンの確認をする | ローン金額などを確認しておくとスムーズに取引ができる。 |
売却後の税金を理解しておく | 税金を把握しておくと売却後にスムーズに取引できる。 |
それぞれのコツについて詳しくみていきましょう。
自分でおおよその売却相場を調べる
マンション売却時は、事前におおよその売却相場を調べることが重要です。
自分で相場をしらべておくことで、不動産会社に提示される金額の妥当性や売却額を決める際に意見を言えるようになります。
すべてを不動産会社に任せてしまうと、そもそもその金額が適正かどうかも分からないため、必ず事前に相場を調べておきましょう。
自分で相場を調べる場合は、以下のサイトがおすすめです。
それぞれのサイトを利用して、マンションの売却相場を調べてみてください。
複数の不動産会社に査定を依頼する
少しでもマンションを高く売却するなら、必ず3社以上の不動産会社に訪問査定を依頼しましょう。
同じマンションでも、依頼する不動産会社によって売値が大きく異なります。
「知り合いの不動産会社を使いたい」「めんどくさいから近くの不動産会社が良い」など、さまざまな理由があったとしても、複数の不動産会社で依頼するのが鉄則です。
なお、時間がない方やまとめて不動産を選びたい方は「サテイエ」をおすすめします。
一括査定に加えて、自分の地域や物件タイプに合った不動産会社を3社まで紹介できますので、気になる方は利用してみてください。
家を売却する時期を決める
高く早く売るには、不動産売買の需要が高い時期に売ることが大切になります。
最も需要が高い時期は、引っ越しが多い3月とその前後です。
値段が大きく変わることはありませんが、少しでも早く売りたい方はこの時期を狙いましょう。
加えて、オリンピックなどの世界的なイベントがあるタイミングは売り時です。
不動産価格が高騰する可能性があるため、近いうちにイベントが行われる場合はそのタイミングを見て売却するようにしましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶ
複数社に依頼を出した後は、信頼できる不動産会社を見つけます。
ここで重視したいのが、以下の3項目です。
- 不動産売買の実績が豊富か(特にマンション)
- 価格や今後の相談を親身になって聞いてくれるか
- 提示される売却額は適正価格か
特に営業力が分かる実績はしっかりチェックしてください。
マンション売却は不動産会社で決まると言っても過言ではないため、しっかり選びましょう。
少し長めのスパンを想定してマンションを売る
「早く」という点とはかみ合いませんが、長めのスパンを想定することで高く売れやすくなります。
たとえば、早く売るために相場より少し安い金額で提示するよりも、2~3ヶ月で売れれば良いという考えで相場より少し高く提示した方が、最終的に得するケースが多いです。
1ヶ月売れないと心配と不安になる方もいますが、マンションを売却する際は長期的なスパンを考えて売却すると良いでしょう。
販売価格は適正額に設定する
マンションを売却する際は、相場+αの金額で売却価格を設定しましょう。
相場より高い金額で設定する理由は以下の3つです。
- 値下げ交渉を見越せる
- 後から値下げすることで購買意欲を高められる
- その金額で売れるとお得になる
ただし、高すぎる金額で設定するのはNGです。
見向きもされず売れ残ってしまう可能性があるため、その点だけは注意しましょう。
内覧には必ず立ち会う
マンションを高く売却するなら、内覧には必ず立ち会いましょう。
家の魅力や実際に住んで困ったことなどは、不動産会社ではなく住居者が一番上手く伝えられます。
不動産会社に完全に委ねるのはNGです。
あらかじめ家のおすすめポイントや良かったところなどをまとめ、それを内覧時に上手く伝えることで、より早く高い金額で売れるようになるでしょう。
内覧までに家の物を減らしておく
内覧時は極力物を減らして、綺麗な状態にしておきましょう。
引っ越し前にマンションを売却する方は仕方がありませんが、それでも物を減らしておくに越したことはありません。
物が多くあるかどうかだけでも第一印象は大きく変わります。
また、水回りやトイレなど細かな部分の掃除を行ってください。
細かな掃除が難しい場合はハウスクリーニングに依頼するなどして、対応すると良いでしょう。
リフォームやリノベーションを独断で行わない
マンションの価値を上げるために、リフォームやリノベーションを行うのはおすすめしません。
独断のリフォームなどは価格が上がるだけで、かえって売れ残りの原因になります。
基本的にリフォームに使った金額がそのまま返ってくることはないため、注意してください。
何かしらの事情でリフォームが必要な場合は、不動産会社と相談の上で行いましょう。
部屋の修繕履歴を確認しておく
購入者が安心して購入できるように、部屋の修繕履歴を確認しておくと良いです。
購入希望者の中には、「購入後すぐに修繕が必要になるかも…。」という不安を持っている方もいます。
そういった人が安心して購入できるために、以下の3点は確認してください。
- 前回の修繕履歴
- 修繕にかかった費用
- 次回の修繕がいつごろになるか
これらの情報があるだけで、購入者の安心感は大きく変わるでしょう。
広告掲載用の写真に力を入れる
広告掲載の写真を撮影する際は、できるだけ多く細かく写真を入れましょう。
実際に内覧に来た際に写真と大きなギャップがあると、それだけで購入意欲が下がってしまう可能性があります。
特に重視する人が多い、台所や収納などは細かく載せておきましょう。
インスペクションを受ける
インスペクションは、建築士や住宅診断士が設備の状況を確認をすることです。
インスペクションを受けることで、「マンションに瑕疵がない」という証明になるため、購入者が安心して購入できます。
インスペクションの費用は、5万~6万円です。
安い金額ではありませんが、売却に際しての大きなメリットになるため、余裕がある方は検討してみてください。
住宅ローンの確認をする
直接的な影響はありませんが、住宅ローンの確認をしておくことでスムーズに取引が行えます。
注意したいのは、マンションの売却後にローンを完済できない場合です。
場合によっては、銀行への申請やその他手続きを行わないと取引ができないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
売却後の税金を理解しておく
マンション売却で利益が発生すると、納税の義務が生まれます。
この税金を譲渡所得税と言います。
譲渡所得税 = 譲渡金額 -(購入金額+諸々の諸費用)× 税率20%~40%
ただし、マイホームもしくは引っ越し後3年以内のマンションであれば最大3,000万円まで税金から控除されるため、引っ越しなどで売却する方は問題ないでしょう。
そういった物件以外を売却する方は、税金に注意してください。
マンションを売却する際の基本的な流れ
ここでは、マンションを初めて売る方や慣れていない方向けに、マンション売却の流れを簡単に紹介します。
マンション売却の流れは以下の通りです。
手順 | 簡単な内容 |
---|---|
マンションの売却方法を選ぶ | 不動産会社仲介・不動産会社買取のどちらかが一般的。 |
家の売却相場を調べる | 自分でマンションの相場を調べる。 |
複数の不動産会社で査定を行う | 3社以上の不動産会社で訪問査定を行う。 |
不動産会社との契約を結ぶ | 信頼できる不動産会社と媒介契約を結ぶ |
家を売り出し内覧を行う | 不動産会社と相談して家を売り出し内覧を行う。 |
売買契約を結ぶ | 買手を見つけて売買契約を結ぶ。 |
代金の決済を行い売却する | 家の売却が完了する。 |
翌年に確定申告を行う | 譲渡所得が発生した場合は必須。(3,000万控除時も申告) |
知識が曖昧で戸惑ってしまう場面もあるかもしれませんが、不安なときはすぐに不動産会社に相談しましょう。
信頼できる不動産会社を選んでおくと、親身に対応してくれます。
マンション売却で失敗を防ぐコツ
高く早く売れると理想ですが、中には「損せず売れたら良いかな…。」と考える人もいるでしょう。
そこでここからは、マンション売却で失敗を防ぐコツを4つ紹介します。
- 金額だけで不動産会社を選ばない
- マンション売却に掛かる費用を把握しておく
- リフォームは行わないようにする
- 3ヶ月で売れない時は対策を考える
それぞれについてみていきましょう。
金額だけで不動産会社を選ばない
査定額が高いだけという理由で不動産会社を選ぶのは絶対に避けてください。
一部の悪質な不動産会社は、あえて査定額を高い金額で提示して、売れないまま買取を提案してくることもあります。
そのため、不動産会社を選ぶ時は査定額だけでなく「実績」や「担当者の対応」などをしっかり確認するようにしましょう。
マンション売却において、不動産会社選びは最も重要な要素のひとつです。
親身に対応してくれるような信頼できる不動産会社を選んでください。
マンション売却に掛かる費用を把握しておく
損得には大きく関わりませんが、マンション売却にかかる費用を把握しておくことも重要です。
マンション売却には以下のような費用がかかります。
内容 | 費用 |
---|---|
不動産会社への仲介手数料 | 売却金額の3%+6万円 |
印紙税 | 1万円~6万円 |
抵当権抹消費用 | 1,000円/件 |
ハウスクリーニング(必要な場合) | 5万円~10万円 |
司法書士への依頼(必要な場合) | 2万円~3万円 |
かかる費用の大半は、不動産会社への仲介手数料です。
その他の費用は必要な場合のみかかるというケースも多いため、事前に確認しておきましょう。
リフォームは行わないようにする
すでに触れた部分ではありますが、高く売却するためのリフォームはNGです。
仮にリフォームしても、その金額がそのままプラスになることはなく、基本的にマイナスになります。
最悪の場合、価格が上がってしまうことで売れ残ってしまう可能性もゼロではありません。
そういった点を考慮しても、仮にリフォームをする場合は不動産会社に相談してからにしましょう。
3ヶ月で売れない時は対策を考える
マンション売却にかかる期間は、平均で3ヶ月ほどです。
3ヶ月で売れなくても焦る必要はありませんが、進展がない場合は何かしら対策を考えることをおすすめします。
よくある原因は、以下の3つです。
- 販売価格が高い
- 内覧の対応が良くない
- 不動産会社の広告や営業が良くない
場合によっては不動産会社の変更を考えた方が良い場合もあるため、適宜対応するようにしましょう。
マンションの一括査定はサテイエがおすすめ
「マンションの査定が終わっていない」
「不動産会社を選ぶのが難しい」
このような方におすすめなのが、一括査定の「サテイエ」です。
サテイエではマンションの一括査定だけでなく、地域や物件条件に合ったおすすめの不動産会社を3つ紹介してくれます。
そのため、不動産選びで悩んでいる方にもぴったりです。
これからマンション売却を考えている方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ:コツを掴んでマンションを売却しよう
この記事では、マンション売却のコツを紹介しました。
初めての方や慣れていない方は、マンション売却を難しく考えてしまいますが、実際に手順やコツを把握しておくとスムーズに売却が行えます。
マンション売却で最も重要なのは、不動産会社選びです。
自分の意見をしっかり聞いてくれるような信頼できる不動産会社を選んで、上手に売却していきましょう。
なお、これから不動産会社を選ぶという方におすすめなのが一括査定サイト「サテイエ」です。
査定に合わせておすすめの不動産会社も紹介してくれるため、ぜひ利用してみてください。
関連記事
-
マンション売却で損をしない方法まとめ|節税して出費を抑える方法も紹介
2023.04.23
-
マンション売却時の不動産会社の正しい選び方を8つのポイントで解説
2023.04.25
-
ローン残債があるマンションでも売却可能|売却手順や確定申告について解説
2023.01.21
-
マンション売却前にリフォームが不要な理由とは?クリーニングだけで十分売れる...
2023.01.21
-
マンション売却のよくある理由|嘘をつかずに伝える方法や注意点も解説
2023.04.23
-
マンション売却後の住み替え手順を解説|注意点や費用面も紹介
2023.06.26
-
マンション売却にハウスクリーニングは必要?メリットや価格などを解説
2023.05.23
-
マンション売却で失敗してしまう理由 | よくある事例10選や成功のコツも紹...
2023.01.21