2023.05.23
マンション売却にハウスクリーニングは必要?メリットや価格などを解説
「マンション売却にハウスクリーニングって必要なの?」
「ハウスクリーニングっていくらくらいなの?」
マンション売却で悩みがちなのが、ハウスクリーニングはする必要があるのかという点です。
物件の広さによっては10万円以上かかるケースもあるため、なかなか決心が付かない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、マンション売却にハウスクリーニングは必要なのか、どれくらいの費用がかかるのかをまとめて解説します。
マンション売却を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
マンション売却にハウスクリーニングは必要?
結論から言うと、マンション売却にハウスクリーニングは必須ではありません。
ハウスクリーニングを依頼してもしなくても、売却価格に大きな影響はないです。
ただし、家の汚れが気になる場合や少しでも高くマンションを売却したいと考えている人はハウスクリーニングを依頼するのが無難と言えます。
とは言え、個人で判断するのは難しいところです。
そこでまずは、ハウスクリーニングが必要なケースとそうでないケースについてみていきましょう。
マンション売却でハウスクリーニングが必要なケース
マンション売却でハウスクリーニングを依頼するのがおすすめなのは以下のようなケースです。
- 自分で落とし切れない汚れがある
- 買主が見た目を重視するような築年数が浅いマンションを売却したい
- 少しでも高くマンションを売却したい
- 少しで早くマンションを売却したい
特に水回りが過度に汚れている場合は、ハウスクリーニングを依頼した方が良いです。
トイレやお風呂場、キッチンなど水回りの汚れは悪い意味で非常に目立ってしまうため、自分で洗っても綺麗にならない場合は依頼しましょう。
そのほかにも、築年数が浅く家の綺麗さを重視するような物件もハウスクリーニングをおすすめします。
築年数が浅い物件を探す方は綺麗さを重視する傾向にあるため、汚れが目立つだけでも購入候補から外れてしまう可能性が高いです。
最優先として、この2つのケースではハウスクリーニングを依頼すると良いでしょう。
マンション売却でハウスクリーニングが不要なケース
続いて、ハウスクリーニングが不要なケースは以下の通りです。
- 頻繁に掃除して全体的に汚れが気にならない
- 築年数が古くリフォームなどを検討している
- マンションの値段や売却時間が気にならない人
前提として、自分一人で部屋を綺麗にできている人は、ハウスクリーニングを依頼する必要はありません。
また、綺麗でも汚くてもどちらにしてもリフォームする人やマンションの値段や売却時間を気にしない人も依頼してなくて良いでしょう。
自分の状況に応じてハウスクリーニングを依頼するかどうか決定することが重要です。
なお、「ハウスクリーニング前に不動産会社が自分に合っているか分からない…。」と不安に思う方もいるかもしれません。
そういった方は、自分にぴったりの不動産会社を見つけられる一括査定サイトの「サテイエ」をぜひ利用してみてください。
マンション売却でハウスクリーニングをするメリット
ハウスクリーニングを依頼するかどうか以前に、「そもそもハウスクリーニングをするメリットは何があるの?」と思われる方も多いでしょう。
ここでは、ハウスクリーニングで得られる4つのメリットを紹介します。
- 部屋の汚れが原因で値引きされることがなくなる
- 購入希望者が多くなる
- 売主自体の印象が良くなる
- マンションを高く・早く売れるようになる
それぞれについてみていきましょう。
部屋の汚れが原因で値引きされることがなくなる
マンション売却時は、さまざまな要素で値下げを交渉されます。
そのうちの1つが、部屋の汚さです。
「水回りが汚いから」「壁紙の黒ずみが取れていないから」など、部屋の汚れが原因で値下げ交渉をされることも珍しくありません。
その点ハウスクリーニングを依頼することで、そういった交渉を事前に避けられます。
もちろん交渉が得意な方や断れる方は問題ありませんが、交渉事が苦手な方はハウスクリーニングを検討すると良いでしょう。
購入希望者が多くなる
ハウスクリーニングで部屋を綺麗にすることで購入希望者も多くなります。
特に内覧時は、部屋の第一印象が非常に重要です。
内覧で部屋に入った際に汚れが目立ってしまうと、それだけで購入意欲が下がってしまう人もいます。
また、部屋を綺麗にしておくことでネット広告などの写真もより魅力的になります。
今の時代は、インターネットで物件を探す人がほとんどですので、その点においても大きなメリットと言えるでしょう。
売主自体の印象が良くなる
「購入希望者が多くなる」という点と少し似ていますが、ハウスクリーニングをしておくと売主自体の印象も良くなります。
汚れがある状態で内覧をする売主と綺麗にハウスクリーニングした状態で内覧をする売主では、印象が大きく変わるのは言わずもがなです。
売主の印象が良くなることで必ずしもマンションが売りやすくなるというわけではありませんが、悪い影響を及ぼすことはないでしょう。
むしろ売りやすくなる可能性の方が高いため、その点もメリットと言えるでしょう。
マンションを高く・早く売れるようになる
当然と言えば当然ですが、ハウスクリーニングをすることでマンションを高く・早く売れる可能性が高くなります。
特に効果的なのが、早く売りたい場合です。
ある程度「値段」や「立地」「建物の状態」が似通った物件がライバルとしてある場合に、決定的な要素のひとつになるのが部屋の綺麗さです。
同じような条件で部屋が綺麗な物件とそうでない物件では、綺麗な物件が選ばれやすくなります。
ただし、多少高くなったとしてもハウスクリーニング代の元が取れる可能性は低いため、その点はあらかじめ把握しておきましょう。
マンション売却でハウスクリーニングをするデメリット
一方で、ハウスクリーニングを行うデメリットも存在します。
- ハウスクリーニングに費用がかかる
- マンションの売却額が変わらない場合もある
それぞれのデメリットについてみていきましょう。
ハウスクリーニングに費用がかかる
ハウスクリーニングは業者に依頼するため、どうしても費用がかかります。
部屋の規模や依頼する量によって費用が異なるため一概には言えませんが、高額な場合は10万円以上かかってしまうケースも多いです。
そのため、売却前にある程度まとまった金額が必要になります。
また、早く売れるというメリットがあるものの、ハウスクリーニングに使った金額の元が取れる可能性は低いです。
そのため、金銭面で見るとデメリット部分が目立つと言えるでしょう。
マンションの査定額が変わらない場合もある
費用面と似た内容になりますが、ハウスクリーニングをしてもマンションの査定額が変わるとは限りません。
購入者に良い印象を与えることはできますが、高くならない可能性があるという点の認識は必要になります。
基本的にハウスクリーニングは、より早く売るために使われるものです。
費用面に大きなメリットがないという点は、事前に理解しておきましょう。
マンション売却のハウスクリーニングにかかる費用
ハウスクリーニングをするかしないかの大きな決め手になるのが、ハウスクリーニングにかかる費用です。
「あんまり費用が掛からないならやっても良いかも」と考える人も多いと思われますので、ここからは各ケースごとにかかるハウスクリーニングの費用についてみていきましょう。
間取りごとにかかるハウスクリーニングの費用
部屋全体のハウスクリーニングを行う場合、入居中か空き家かによって費用が異なります。
各間取りごとのおおよその費用は以下の通りです。
部屋の間取り | 空き家時の費用相場 | 入居時の費用相場 |
---|---|---|
1R・1K | 15,000円~30,000円 | 15,000円~40,000円 |
1DK・2K | 15,000円~35,000円 | 15,000円~40,000円 |
1LDK・2DK | 20,000円~40,000円 | 20,000円~70,000円 |
2LDK・3DK | 30,000円~40,000円 | 30,000円~70,000円 |
3LDK・4DK | 40,000円~75,000円 | 40,000円~100,000円 |
4LDK・5DK | 46,000円~ | 60,000円~ |
表のように同じ間取りであっても、費用が大きく異なる場合があります。
また後述しますが、依頼する業者によっても費用が異なるため、しっかり複数社で見積もりをした上で申し込むことが重要です。
水回りのハウスクリーニング費用
続いて、部屋に合わせて依頼されやすい水回りの費用についてです。
トイレやお風呂場など、各場所ごとの費用は以下の通りになります。
場所 | 費用相場 |
---|---|
トイレ | 6,000円~10,000円 |
浴室 | 11,000円~18,000円 |
洗面所 | 6,000円~10,000円 |
キッチン | 10,000円~20,000円 |
レンジフード・換気扇 | 7,000円~15,000円 |
エアコン | 8,000円~20,000円 |
水回り複数箇所パック | 2箇所:10,000円~35,000円 3箇所:18,000円~38,000円 4箇所:20,000円~40,000円 5箇所:20,000円~75,600円 |
こちらもあくまで目安ですので、依頼する企業によって大きく異なります。
水回りの複数箇所パックも上手く活用しつつ、少しでもお得にハウスクリーニングを依頼するようにしましょう。
マンション売却時に特にハウスクリーニングをすべき場所
「部屋全体を依頼するには少し費用が高い…。」と困ってしまう方もいると思います。
そういった方は、特に汚れが溜まりやすい以下のような場所のみ依頼するのもひとつの手です。
- キッチン
- レンジフード(キッチン回りの換気扇)
- 浴室
- 洗面台
- トイレ
- 窓のサッシ
メインになるのは、油汚れが溜まる場所、水回りです。
こびりついてしまった汚れは自分一人では落とし切れない可能性があるため、ハウスクリーニングに依頼するのが簡単でしょう。
また、窓のサッシは古い物件で年季を感じやすい部分です。
この部分を綺麗にしておくことで他の物件との差別化を図れますので、余裕がある方はサッシも綺麗にしておくことをおすすめします。
マンション売却でのハウスクリーニングの注意点・選び方
ここまでハウスクリーニングの必要性やメリット・デメリットを解説しました。
しかし、いざハウスクリーニングを依頼するとなると「どの業者を選べば良いか分からない…。」と悩んしまいます。
そこでここからは、ハウスクリーニング業者の選び方と注意点を合わせて紹介します。
- 複数社で見積もりをしてから依頼する
- 口コミをチェックしてから依頼する
- 賠償責任保険に入っている業者を選ぶ
それぞれについてみていきましょう。
複数社で見積もりをしてから依頼する
不動産会社と同じく、ハウスクリーニング業者も複数の見積もりを出してから依頼しましょう。
ハウスクリーニングも業者によって値段が変わります。
各業者ごとの違いを把握するために、自分が依頼したい場所を先にまとめてから、それぞれの業者に依頼するのがベストです。
なお、ハウスクリーニング業者には一括査定サイトなどもあります。
より効率的に相場を調べたい方は、一括サイトを利用して見積もりを依頼してみてください。
口コミをチェックしてから依頼する
可能であれば、ハウスクリーニング業者の口コミを確認しておきます。
特に注意したいのが、見積もり依頼を出した際に特に安い値段を出してくるような業者です。
もちろんシンプルに安い優良業者の可能性もありますが、クリーニングの質が悪かったり、実際にクリーニングするとより高額な費用がかかったりしてしまうこともあります。
そのため、しっかり利用者の口コミを見てから依頼するようにしましょう。
なお、チェックする口コミは公式サイトではなく、第三者サイトが理想です。
GoogleのレビューやTwitterなど生の声が確認できるところで確認してみてください。
賠償責任保険に入っている業者を選ぶ
最後に賠償責任保険に入っている業者を選ぶようにしましょう。
賠償責任保険とは、クリーニング時に家具が壊れた時や、家に傷が付いてしまった時の損害を補償してくれる保険のことです。
賠償責任保険があるかどうかで、クリーニング時の安心が大きく変わります。
また、きちんとしたハウスクリーニング業者は賠償責任保険に入っていることが多いです。
そのため、賠償責任保険に入っているかどうかをしっかりと確認してから契約するようにしましょう。
マンションの一括査定はサテイエがおすすめ
これからマンションの売却を検討している方や不動産選びで悩んでいる方は、一括査定サイトのサテイエがおすすめです。
サテイエでは、物件タイプやエリアに合わせた最適な不動産会社が行った査定を一括で行えるため、効率よく不動産会社を選べます。
また、自分一人では探せない不動産会社も見つかるため非常におすすめです。
不動産会社選びをしている方はぜひ利用してみてください。
まとめ:マンション売却はハウスクリーニングを上手く利用しよう
この記事では、マンション売却のハウスクリーニングについて解説しました。
依頼すべきかどうか悩んでしまいがちなハウスクリーニングですが、実際のところマンション売却に必須ではありません。
ただし、効率的にマンションを売却したいという方はハウスクリーニングを依頼するのが無難です。
特に汚れが溜まりやすい水回り部分や油汚れがある部分は、依頼すると良いでしょう。
これからマンション売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
なお、不動産会社選びで悩んでいる方は、一括査定サイトの「サテイエ」がおすすめです。
自分にぴったりの不動産会社を見つけられますので、ぜひ利用してみてください。
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