マンションを売るときに最初に迷うのは、どの不動産会社へ相談するかという点です。
この迷いを短時間で整理できるのが、売却査定を依頼できるマンション売却サイトです。
ただしサイトごとに強みが違うため、合わない選び方をすると連絡対応が増えて疲れることもあります。
ここでは主要なマンション売却サイトを比較しつつ、納得して依頼先を決めるための判断軸を整理します。
マンション売却サイトおすすめ9選
まずは主要どころを押さえると、比較の基準が一気に作れます。
特徴と向き不向きを見て、相性が良さそうなサイトから2〜3個に絞って使うのが現実的です。
LIFULL HOME’S 不動産売却査定
大手ポータル系のため、初めてでも画面が分かりやすいのが特徴です。
依頼先の不動産会社の情報が見やすく、比較検討の材料を集めやすい設計です。
机上査定から訪問査定へ進めたい人にも使いやすい導線があります。
迷ったらまず相場感を掴む用途で使うと失敗しにくいです。
| 名称 | LIFULL HOME’S 不動産売却査定 |
|---|---|
| 特徴(強み) | 大手ポータルで情報が見やすい |
| 向いている人 | 初めてで比較の軸が欲しい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 依頼後の連絡は各社から来る |
| 運営 | LIFULL |
SUUMO 売却査定
SUUMOの売却導線は、売却に必要な基礎情報を読みながら進められるのが良い点です。
売却経験が少ない人でも、必要な手続きや段取りを把握しやすくなります。
エリアや条件から、相談先候補を探しやすいのも強みです。
情報収集と査定依頼を同じサービス内で完結させたい人に向きます。
| 名称 | SUUMO 売却査定 |
|---|---|
| 特徴(強み) | 売却情報が豊富で導線が丁寧 |
| 向いている人 | 流れを理解しながら進めたい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 売却以外の導線も多い |
| 運営 | リクルート |
HOME4U
老舗の一括査定として知られ、シンプルに比較したい人に向きます。
入力から依頼までの動線が短く、まずは複数社の査定額を集めたいときに便利です。
大手グループのサービスを選びたいという安心感のニーズにも合います。
最初に相場レンジを出してから、訪問査定を数社に絞る使い方が相性良いです。
| 名称 | HOME4U |
|---|---|
| 特徴(強み) | 老舗の一括査定で比較しやすい |
| 向いている人 | 短時間で複数社比較したい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 査定精度は訪問で変わる |
| 運営 | NTTデータグループ |
イエウール
入力が簡単で、売却を考え始めた段階でも使いやすいサービスです。
提携不動産会社のネットワークが広いと感じやすく、地方でも候補が見つかる場合があります。
最初の比較の母数を増やして、合う担当者を探す発想に向きます。
連絡が多くなりやすいので、対応できる時間帯を決めて依頼するとスムーズです。
| 名称 | イエウール |
|---|---|
| 特徴(強み) | 入力が簡単で比較に入りやすい |
| 向いている人 | 候補を広く集めたい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 連絡量が増える場合がある |
| 運営 | Speee |
リビンマッチ
売却査定の一括依頼に強く、比較して決める前提の人にフィットします。
大手から地域密着まで混ざりやすく、担当者の当たり外れを比較で吸収しやすいです。
査定額だけでなく、提案内容や販売戦略の説明で差が出る場面で活きます。
初回は多めに依頼して、訪問査定は少数に絞る運用が現実的です。
| 名称 | リビンマッチ |
|---|---|
| 特徴(強み) | 売却査定の比較に寄せた設計 |
| 向いている人 | 提案内容まで見て選びたい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 依頼数を増やしすぎない |
| 運営 | リビン・テクノロジーズ |
すまいValue
大手不動産会社にまとめて相談したい人にとって分かりやすい選択肢です。
知らない会社からの連絡を避けたい人ほど、心理的ハードルが下がります。
売却の確度が高く、しっかり担当者と進めたいケースで相性が出ます。
一方でエリアや物件条件によっては依頼先が限られるため、補完として別サイト併用も有効です。
| 名称 | すまいValue |
|---|---|
| 特徴(強み) | 大手6社への一括依頼に特化 |
| 向いている人 | 大手中心で進めたい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 地域により対応が偏ることがある |
| 運営 | 大手不動産流通6社の共同運営 |
おうちクラベル
AIによる価格目安と不動産会社の査定を見比べられる点が分かりやすいです。
相場の感覚がない状態でも、極端な査定額に流されにくくなります。
まず相場を掴んでから、訪問査定で精度を上げたい人に向きます。
高く売りたい気持ちと現実的な成約価格のバランスを取りたいときに役立ちます。
| 名称 | おうちクラベル |
|---|---|
| 特徴(強み) | AI目安と査定を比較できる |
| 向いている人 | 相場ブレを減らして選びたい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | AIは目安で最終は訪問が要る |
| 運営 | SREホールディングス |
マンションナビ
マンションに寄せた相場情報や推移を見られるため、売り時を考えやすいです。
マンション名ベースで相場の目安に触れられる機能があり、情報収集に強い印象です。
売却を急ぐより、納得できるタイミングを探したい人に合います。
相場の理解を進めつつ、査定依頼で具体的な売却戦略に落とし込む流れが作れます。
| 名称 | マンションナビ |
|---|---|
| 特徴(強み) | マンション相場の情報が豊富 |
| 向いている人 | 売り時も含めて検討したい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 相場情報と査定は役割が違う |
| 運営 | マンションリサーチ |
RE-Guide
古くからある一括査定として、比較の基本用途に使いやすいサービスです。
売却だけでなく活用検討の入口としても機能するため、判断材料を集めやすいです。
入力後は複数社から連絡が来る前提なので、依頼数は絞って疲労を抑えるのがコツです。
地域密着の会社も含めて候補を作りたいときに向きます。
| 名称 | RE-Guide |
|---|---|
| 特徴(強み) | 老舗で比較の基本に強い |
| 向いている人 | 地域密着も含めて探したい人 |
| 料金目安 | 査定依頼は無料 |
| 注意点 | 依頼数を決めてから申し込む |
| 運営 | ウェイブダッシュ |
マンション売却サイトを使う前に決めること
売却サイトは便利ですが、目的が曖昧なままだと比較の軸が作れません。
先に決めるべきことを押さえると、依頼する数も減って対応が楽になります。
売却のゴールを先に言語化する
売却は高く売るだけでなく、いつまでに売るかも同じくらい重要です。
期限があると査定額の見方が変わり、戦略も仲介か買取かで分岐します。
家族の予定や住み替えの資金計画まで含めて、優先順位を作ることが大切です。
ゴールが決まるほど、不動産会社の提案の良し悪しを判断しやすくなります。
- 最優先は価格か期限かを決める
- 住み替えなら資金の受取タイミングも決める
- 売却後の仮住まい有無を決める
- 内覧対応できる期間を決める
仲介と買取の違いを把握して選択肢を狭める
仲介は市場で買主を探すため、高く売れる可能性がある一方で時間がかかる場合があります。
買取は不動産会社が買主になるため、スピードは出やすい一方で価格は抑えられやすいです。
売却サイトは基本的に仲介前提の比較が多いので、買取も検討するなら最初に切り分けます。
まず仲介で挑戦し、期限が近づいたら買取を検討する流れも選択肢になります。
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 売却スピード | 買主次第 | 比較的早い |
| 売却価格 | 市場次第で伸びる | 相場より下がりやすい |
| 内覧対応 | 必要になりやすい | 少なめになりやすい |
| 向く状況 | 価格を重視 | 期限を重視 |
机上査定と訪問査定を目的で使い分ける
机上査定は情報だけで算出するため早いですが、精度は限定的です。
訪問査定は室内状態や管理状況を踏まえるため、現実的な成約想定に近づきます。
最初は机上査定でレンジを作り、最後は訪問査定で絞るのが効率的です。
一括で訪問査定を増やしすぎると日程調整が負担になるため注意します。
- 最初は机上で相場レンジを作る
- 訪問は2〜3社に絞って依頼する
- 訪問時はリフォーム歴を整理する
- 管理費と修繕積立金を用意する
連絡の条件を先に伝えて疲労を減らす
売却サイトで一番のストレスは、連絡が集中することです。
申し込み前に、連絡手段と対応時間を決めておくと負担が下がります。
電話が苦手ならメール中心を希望し、訪問日程は候補日をまとめて出すのが効果的です。
売却の温度感も共有すると、強い営業トークに流されにくくなります。
- 連絡はメール優先と明記する
- 電話可能な時間帯を決める
- 訪問査定の候補日を3つ出す
- 売却予定時期を正直に伝える
マンション売却サイトの査定依頼から成約までの流れ
流れが見えると、査定額の比較だけで終わらず、成約までの道筋を作れます。
各ステップで何を確認すべきかを押さえると、後戻りが減ります。
机上査定でレンジを作ってから訪問査定へ進む
いきなり訪問査定を増やすより、机上査定で当たりを付けた方が効率的です。
机上の段階では上限と下限の幅を把握し、理由の説明が丁寧な会社を残します。
その上で訪問査定に進むと、物件固有の価値が数字に反映されやすくなります。
比較は査定額だけでなく、根拠の説明と販売方針までセットで見ます。
- 査定額の根拠を必ず質問する
- 近隣成約事例の提示を求める
- 売出価格と成約想定を分けて聞く
- 販売期間の目安を聞く
媒介契約の種類を理解してコントロールする
仲介で売る場合は、不動産会社と媒介契約を結ぶのが一般的です。
媒介契約には種類があり、自由度と報告頻度が変わります。
よく分からないまま専任系にすると、比較検討がしづらくなることがあります。
自分が望む売り方に合わせて契約形態を選ぶのがポイントです。
| 契約種別 | 依頼できる会社数 | 報告の目安 | 向き |
|---|---|---|---|
| 一般媒介 | 複数社 | 任意 | 比較しながら進めたい |
| 専任媒介 | 1社 | 定期報告が必要 | 任せて進めたい |
| 専属専任媒介 | 1社 | より頻繁な報告が必要 | 窓口を一本化したい |
販売活動の中身で「売れる力」を判断する
高い査定額よりも、販売活動の具体性が成約に直結します。
広告の出し方や内覧導線の設計は、不動産会社によって差が出ます。
販売戦略が曖昧なら、査定額が高くても売れ残るリスクが高まります。
販売活動の説明が具体的で、反応が悪いときの改善策を提示できる会社を選びます。
- 掲載予定のポータルを確認する
- 写真撮影と見せ方を確認する
- 内覧対応の仕組みを確認する
- 価格改定の判断基準を確認する
申込みから引渡しまでの工程を先に把握する
買主が見つかってからも、契約と決済までにやることが複数あります。
住宅ローンの手続きや必要書類の準備で、スケジュールが詰まりやすいです。
引渡し遅延はトラブルになりやすいため、工程を先に把握して余裕を作ります。
特に抵当権の抹消が必要な場合は、段取りを早めに組むのが安全です。
| タイミング | やること | 注意点 |
|---|---|---|
| 購入申込み | 条件調整 | 引渡し時期を詰める |
| 売買契約 | 契約書締結 | 手付金と解除条件を確認 |
| 決済前 | 書類準備 | ローン完済と抹消準備 |
| 決済・引渡し | 残代金受領 | 鍵と設備資料を整理 |
マンション売却サイトで起きがちな失敗を避けるコツ
売却サイトは入口として優秀ですが、使い方を誤ると遠回りになります。
よくある失敗を先に知っておくと、同じ落とし穴を避けやすくなります。
査定額の高さだけで依頼先を決めない
査定額はあくまで見込みであり、成約価格とは別物です。
極端に高い査定は、媒介契約を取りたいだけの提示である場合もあります。
査定額の根拠と、売出価格の戦略をセットで聞くと判断しやすくなります。
最終的に売れる力は、反響の分析と価格調整の提案に表れます。
- 査定の根拠となる成約事例を確認する
- 売出価格と成約想定を分けて聞く
- 売れない場合の改善策を聞く
- 担当者の説明の一貫性を見る
連絡が多すぎて判断が止まる状態を防ぐ
一括で依頼しすぎると、返答だけで時間が溶けて比較どころではなくなります。
特に売却が未確定の段階では、必要最低限の社数に抑えるのが現実的です。
連絡条件を事前に伝え、初回は机上査定のみで依頼する方法も有効です。
負担が減るほど、提案内容を落ち着いて比較できます。
| 状況 | 起きやすいこと | 対策 |
|---|---|---|
| 依頼数が多い | 電話対応で疲れる | 2〜3サイトに絞る |
| 温度感が低い | 営業圧が気になる | 売却時期を明記する |
| 時間が取れない | 訪問日程が組めない | 机上から始める |
| 比較が進まない | 判断が先延ばしになる | 質問項目を固定する |
囲い込みのリスクを下げる質問を用意する
売却では、情報の出し方で買主の見つかりやすさが変わります。
会社によっては両手仲介を狙って情報公開が弱くなる懸念が語られることもあります。
一般媒介で比較するか、他社からの問い合わせ対応方針を確認して透明性を上げます。
質問の仕方を決めておくと、曖昧な回答を見抜きやすくなります。
- 他社からの問い合わせ対応方針を聞く
- 広告掲載の範囲を具体的に聞く
- 内覧希望への対応スピードを聞く
- 報告の頻度と内容を聞く
内覧の準備を後回しにして失速しない
マンション売却では、内覧の印象が成約の確率に直結します。
査定額の比較に集中しすぎると、売出し開始の段階で準備が追いつかなくなります。
掃除や片付けだけでなく、設備の不具合の申告整理も重要です。
準備が整うほど、値下げ圧力に対して強くなれます。
- 玄関と水回りを最優先で整える
- 設備の故障や修理歴を整理する
- 管理規約と長期修繕計画を用意する
- 内覧の対応ルールを家族で決める
マンション売却にかかる費用の目安を整理する
売却価格だけを見ていると、手元に残る金額で想定がズレます。
主要な費用を先に把握すると、値付けと売却戦略が立てやすくなります。
仲介手数料は上限式を知ると見積もりが楽になる
仲介手数料には上限があり、売買価格の帯によって計算式が変わります。
一般的には税抜価格に対して上限を計算し、そこに消費税が加算されます。
請求額の妥当性を確認できるように、速算式の意味だけは押さえておくと安心です。
根拠の確認には国土交通省の案内も参考になります。
| 売買価格(税抜) | 上限の目安(税抜) | 速算式(税抜) |
|---|---|---|
| 200万円以下 | 価格×5% | 価格×5% |
| 200万円超〜400万円以下 | 価格×4%+2万円 | 価格×4%+2万円 |
| 400万円超 | 価格×3%+6万円 | 価格×3%+6万円 |
国土交通省の不動産取引に関する案内も合わせて確認しておくと安心です。
売買契約書の印紙税は軽減措置の有無で差が出る
売買契約書には印紙税がかかり、契約金額に応じて税額が決まります。
時期によって軽減措置が適用される場合があるため、契約前に最新の税額表を確認します。
印紙は契約書に貼付して消印するのが一般的で、忘れると後で手間になります。
正確な税額は国税庁の案内を参照すると迷いません。
| 確認ポイント | 見方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 契約金額 | 契約書の記載額 | 税込か税抜かを確認 |
| 軽減措置 | 適用期間の確認 | 終了時期に注意 |
| 貼付方法 | 印紙+消印 | 契約当事者の押印で消印 |
国税庁の印紙税の軽減措置を確認しておくと判断が早くなります。
抵当権抹消の費用は登録免許税と司法書士報酬を見込む
住宅ローンが残っていない場合でも、抵当権の登記が残っていることがあります。
売却で引渡すには抹消が必要になり、登録免許税と手続き費用が発生します。
登録免許税は不動産1個につき1,000円が基本で、マンションは土地と建物で合計2,000円になりやすいです。
司法書士報酬は依頼先で幅があるため、見積もりを取るとブレが減ります。
- 抵当権の有無は登記事項証明書で確認する
- 登録免許税は土地と建物で計算する
- 司法書士報酬は事前に見積もりを取る
- 完済手続きと抹消手続きの順番を確認する
譲渡所得税は特例と保有期間で結論が変わる
売却益が出た場合は譲渡所得として課税対象になることがあります。
ただし取得費や譲渡費用を差し引けるため、売却益イコール課税所得ではありません。
居住用の特例が使えるかどうかで税額が大きく変わるため、条件の確認が重要です。
確定申告が必要になるケースもあるので、早めに資料を揃えておくと安心です。
- 購入時の契約書と領収書を探す
- リフォーム費用の証憑を整理する
- 売却にかかった費用をメモする
- 特例の要件を事前に確認する
マンション売却サイト選びで後悔しないための要点整理
マンション売却サイトは、最短で比較の土台を作るための入口として使うのがコツです。
最初は机上査定でレンジを作り、訪問査定は2〜3社に絞ると負担が減ります。
査定額の高さだけで決めず、根拠説明と販売活動の具体性で判断すると成約に近づきます。
連絡条件を先に決めておくと、営業対応に追われず落ち着いて比較できます。
費用は仲介手数料と印紙税を中心に、抵当権抹消や税金まで一度整理すると手取りの想定が安定します。
ここまでの軸で選べば、売却サイトは強い味方になり、納得感のある売却計画を作れます。

